vol. 198
おいしい桃の食し方

婆星DJ:北原みのり

[OPENING]

★こんにちは。今日はセックスエデュケイターのMIDORIさんとお送りします。

サンフランシスコ在住のMIDORIさんは、アメリカをはじめ話題になった「JAPANESE BONDAGE」(日本の縄の縛り方についての本格的な本)をはじめ様々な著作を持つ方。世界各国で性に関する知識をユーモラスたっぷりに教えるワークショップには定評があります。

婆星でもこれまで2回、ご登場いただきました。「セックスを教える」という風に、番組の中で私はMIDORIさんをご紹介していますが、単なる技を教える、というのとは全く違います。それは、たとえば、とても楽しい料理教室に行く感じと似ています。ただ書かれたレシピ通りにつくるのではなく、自分を満たす美しく豊かな世界がそこにある、ということを確信しながら、今自分がやっていることを言語化し、体感していく・・・というような作業。セックスを楽しむことは、人生を楽しむこととつながっている・・・ことを意識するような作業。

セックスなんてまじめに考えることじゃない、セックスなんてなくてもいい、セックスよりも楽しいことはいっぱいある、性欲なんて直視したくない・・・という考え方をする人は少なくないと思いますが、MIDORIさんと一緒にいると、セックスは人生の質を深める生活の一部、その人の生き方や人生を反映する行為なんだということが、実感を持って理解できるように感じます。

ということで、今日の婆星は、ラブピースクラブで行ったワークショップの後、ショールーム内で撮影した動画と共にお送りします。MIDORIさんを尊敬し、愛している私は、かなり舞い上がっています。途中、本当にお見苦しい姿をお見せしていますが、お許しください。

また、私の舞い上がりにより、説明不足な箇所が多々あると思います。一部、すでに指摘を受けた「メロンの話、意味わかんない」という箇所について。こんな感じです。

フィストファックの方法について教えてくださるのに、MIDORIさんが用意したのは、メロン。メロン一部をナイフで切り取り、MIDORIさんがご自身の股の間に挟みます。大きく股をひろげ、手でメロンを押さえているような感じです。まるでじゅくじゅくとぬれたMIDORIさんのヴァギナのようです。そこに私が手を入れていきます。最初は指だけ、最後に親指を曲げてゆっくり入れてゆき・・・というフィストファックのようにやるのですが、この間、指は動かしません。MIDORIさんの方が動き、すいついてくるのです。アダルトビデオなどでフィストファックをみていると、指をゴリ入れする、というようなイメージがありましたが、それはとても痛いし、気持ちよくないし、暴力的。MIDORIさんはヴァギナのリズムにあわせて、ヴァギナが吸い付いていくのが安全でヴァギナの快を考えたフィストファックだと言います。・・・で、確かに私は何もせず、気がついたらメロンの中に手がずぶずぶと入っていたのでした。MIDORIさんが腰をゆっくり動かしながら、手を包み込んでいったのです。で、最後に手を抜くとき・・・メロンの中の汁がジュワッと勢いよく飛び出したのでした。それはまるで潮吹きのようでした・・・

ヴァギナと手だけでなく、ヴァギナとペニスも同じ。ペニスが「入れる」ヴァギナが「入れられる」という風にとらえ、だから男は主体で女は受け身なんだ、とか言いたがる人もいます。でも、見方が変わればどちらが「受け身」かなんてことは、全く変わる。ヴァギナが「吸い付き」ペニスが「吸われる」という考え方だって、「入れる」「入れられる」と同様に真実として存在するのだわっ! ということを体感しました。

という感じで、たくさんの発見を楽しめたワークショップ。MIDORIさん、本当に本当にありがとうございました。9月にまた日本にいらっしゃる予定があるそうです。MIDORIさん、楽しみにお待ちしていますね!

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今日のゲスト

■MIDORI■

サンフランシスコ在住のSEX EDUCATOR。ベストセラーにもなった「JAPANE BONDAGE」の著者でもあり、世界各国で性に関するユニークなワークショップを開催している。バークレー大学で心理学を専攻。リベラルな風土のサンフランシスコで、HIVホットラインのカウンセラーなどを勤め、現在、世界中のセックスグッズショップや、パーティー、イベント、セクシュアルヒューマンライツ団体などでパフォーマンスや講演、ワークショップを行っている。
twitter @planetmidori
http://www.fhp-inc.com/bio.php
http://www.planetmidori.com/

 

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